「森を壊し、海を壊すことは自分自身を壊すこと」
「地球を愛し、自分を愛し、平和に生きるために僕たちができることは何だろう」
沖縄県・高江で、豊かな生態系が残る「やんばるの森」に、住民の声を無視して、米軍のヘリパッドがつくられようとしていることを、今まさに工事が強行されようとしていることをご存知でしょうか。
高江で起きていることを知るために、ドキュメンタリー映画「標的の村」(三上智恵さん監督)がオススメです↓↓
高江で上映会をさせて頂いた時に温かく迎えてくださった皆さんの顔が涙で濡れることをどうしたら止めることができるだろう(写真は昨年の11月、高江にて)。
参議院選挙の結果に影響すると見てか、工事は選挙の翌日(7月12日)から始まり、22日には全国から約500人もの機動隊が動員され強行しました。沖縄では基地容認の自民党の現職の大臣が落選して、基地反対の候補が選ばれたにも関わらず。これまでの知事選、衆院選、県議選、参院選の全てにおいて基地反対の民意が示されているにも関わらず。「沖縄に民主主義はない」と言われる所以です。
そして、山口県では一昨日(8月3日)、なんと知事が新規建設計画である「上関原発」のための海の埋め立て免許を中国電力に許可したとのこと。
本来は2012年10月に期限切れで失効しているはずですが、中国電力が出した延長申請に、ずっと判断を先送りしていたものです。その間、市民が請求して出された中国電力と県のやり取りの資料は全て黒塗り。僕たちが福島原発の事故をもう忘れてしまったと思っているのでしょうか。福島原発の事故はこのような判断にこそ原因があった人災だと思います。34年間、原発を拒み続けてきた祝島では、今月8月16~20日に、4年に一度の祭り「神舞(かんまい)」が行われます。その準備に精を出す祝島の人たちも今日は、各地の人たちと県に抗議に行かれています。
「森を壊し、海を壊し、米軍基地や原発をつくる」
本当に多くの人たちが望んでいることなのでしょうか。
僕はそうは思いません。
望む望まないに関わらず、知らず知らずのうちに加担してしまっていることはあると思います。
基地や原発に象徴される問題のしくみを今また本を読んで勉強中(右写真)。
このままでは、自然を含めてあらゆるものに値札がついて「株式会社」の売り物になってしまいます。基地や原発で儲かる株主たちは日本にいないかも知れません。
あらゆる立場の人たちが繋がり合い、この地球の上で平和に生きるためにできることをしていきましょう。暮らしをシフト、政治をシフト!
―――――――――――――――――――――――――――――――――
高江を訪れた山本太郎さんのブログ記事「助けてください」
コメントをお書きください