映画に込めた思い

上映会にお越しくださった方に向けて書いたメッセージです

 

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この映画は僕が平和を求めて旅をする中で生まれたものです。

もともと映像を仕事にしていた訳ではなかった僕が、映画をつくろうと思った経緯や、映画に込めた思いをお話させて頂きます。

 

僕は昔、将来の夢を持っておらず、自分は何がしたいのだろうと、とても迷っていました。

自分自身のことを知ることは、実は大変な作業なのだと思います。

自分の進む道を決めるにあたって、職業という枠ではなくて、この世に生まれて何を目指したいのかを考えました。あれこれと心に湧いてくる関心事の中で、消えずに残った思いは、「平和に暮らしたい」ということでした。

 

自分が平和に暮らしたいし、世界も平和であってほしいという思いでした。

「みんなが平和に暮らせる世界を目指そう」と、それだけを決めて大学を卒業しました。親はさぞ心配しただろうと想像します。

 

平和と言っても、皆さんそれぞれに思い描く平和があると思います。

僕は、生きとし生けるものたちが調和して暮らす世界を思い描きました。

地球上には様々な問題が横たわっていると思います。

貧困の問題に目を向けると、世界では、およそ7人に1人が飢えていると言われています。

環境の問題に目を向けると、年間に4万種以上の生物が絶滅していると言われています。

僕は世界を旅する中で、貧困の問題も、環境の問題も、根っこは同じで、大量生産・大量消費社会に生きる僕たちの暮らしにこそ原因があると感じました。

世界の問題と自分が繋がり、世界に向けていた目は、自分の足元の暮らしに向かいました。

 

自分の暮らしのあり方を模索する中で、大地に根を張り、海と共に生きる人たちに出会いました。

自然を相手に、よく遊び、よく学ぶ。

暮らしに必要なものを自然から頂き、感謝して生きる。

森や海には、多くの命が息づいていて、自分もその一員であることを思い起こしました。

自分の心が喜ぶ暮らしは、自然と共にある、いのちを生かし合う暮らしでした。

 

映画は「いのち」や「平和」をテーマにしていますが、いのちについても、皆さんそれぞれにお考えがあると思います。

僕は、いのちについて思いを馳せる時、その奇跡的な繋がりを感じて息を飲みます。

想像してみてください。僕も皆さんもお母さんから生まれてきました。

そのお母さんもお母さんから生まれてきました。

そうして、今は切れているヘソの緒を辿れば、ずっとずっと辿っていけば、みんな繋がっていくでしょう。

それは人間だけに留まらず、四つ足のものたちも、羽を持つものたちも、海を泳ぐものたちも、大地に根をはるものたちも、地球上に存在する生きとし生けるものたちは皆、元々はひとつだったのかも知れません。

そして、生まれた場所である海に辿り着くでしょう。

海という字には「母」という字が含まれています。

 

僕は、海であり、地球がお母さんだと思っています。

そして、地球上に存在する生きとし生けるものたちは皆、兄弟姉妹だと思っていて、僕は「地球家族」と呼んでいます。

このいのちの繋がりを忘れてしまった時に、地球家族の中でも争いを起こしてしまうのだと思います。

この繋がりを取り戻す作業は、自分とは何者であるかという問いから始まるのかも知れません。

平和を求めて旅を続けてきましたが、僕の目指したい平和とは、地球家族と共に調和のうちに暮らすということでした。

 

これが映画づくりの経緯や映画の中に込めた思いです。

皆さんと共有できるところがあれば嬉しいですし、もし同じ夢を描いているとすれば、一緒に目指していければと思います。 

ご縁を頂けて感謝します。

いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。

 

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「祝福(いのり)の海」 http://inorinoumi.jimdo.com/

 

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コメント: 2
  • #1

    棚橋麗子 (日曜日, 18 9月 2016 09:42)

    ラジオカフェのおはようさんどすの放送聞き、検索しました。機会があれば、是非見たいです

  • #2

    棚橋麗子 (火曜日, 20 9月 2016 12:25)

    ラジオカフェで聞いた範囲ですが、京都シネマでの放映予定があれば知らせてください❗

 

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