2013年

2月

22日

福島でいのちに寄り添う人たち

福島県は県民に健康管理調査を行っていますが、「100ミリシーベルト以下は問題ない」という前提に立っていて、今回の福島原発事故によって健康に影響が出るとは考えていないということです(福島県のホームページより)。

健康管理調査の主な内容は、『基本調査』と『詳細調査』があり、

『基本調査』は行動記録のアンケートをもとにした外部被曝の推定。

『詳細調査』は事故当時18歳以下だった子どもを対象にした「甲状腺の検査」と、避難区域等の住民や基本調査の結果必要と認められた人を対象にした「健康調査」です。「健康調査」では血液検査や尿検査を行うようですが、主な目的にこころのケアを掲げています。

健康に影響がないという前提で行われる調査には甚だ疑問を感じます。原発の安全神話の後は、放射能の安全神話をつくろうとしているように思えます。

北海道がんセンター院長の西尾正道さんも今のやり方に警鐘を鳴らす医師のお一人です。心配する福島の方に親子で受けられる甲状腺検査を実施されました(「市民が学ぶ甲状腺検査の会」主催)。

県の検査結果は紙で通知され、のう胞や結節(しこり)があっても小さければ(のう胞20mm以下、結節5mm以下は)異常なしとされ、次の検査は2年後となります。西尾さんは、結果だけ伝えるのではなく、丁寧に説明し、経過観察できるよう画像を渡していました。

ついでにと僕も検査して頂きました。何もなかったですが。簡単にできるものなんですね。

今の基準のもとになっているICRP(国際放射線防護委員会)は、科学ではなく物語であると言う西尾さん。反骨のがん専門医のお話をぜひお聞きください。(良ければ、シェアして伝えてください)

気になるところをメモしました↓

★現在のICRP(国際放射線防護委員会)およびIAEA(国際原子力機関)の基準は生命を守る科学的基準ではない。避難基準や医学教育が内部被曝を全く考慮していない基準であり、原子力政策を推進するための「物語」でしかない。

★「年間5ミリシーベルト以上」となる地域に住み続けている人達に健康被害が出ているチェルノブイリ事故後の実態を考慮すべき。

「約5ミリシーベルト/年」=「0.6マイクロシーベルト/時」は放射線管理区域。労働基準法では18歳未満は働いてはいけない、医療法では飲み食いしてはいけないところ。「20ミリシーベルト/年」は放射線管理区域の約3.8倍。

ICRPが根拠にしている被爆者の定義=広島と長崎の爆心地から2キロ以内の人=推定100ミリシーベルト以上被爆

「100ミリシーベルト以下は安全」ではなく、調査をしていないだけ。内部被曝を考慮していない。また、約5年後に調査を始めたので、その時点で生存している人のみが対象。

ICRPは被ばくの被害をガンのみとしている。

★日本の原発作業員20万人(累積平均13.3ミリシーベルト)の調査(2010年、文科省の委託で放射線影響協会)によると、

累積10ミリシーベルトで全ガン死4%増(肝臓ガンが13%増、肺ガンが8%増)

★内部被曝を全身化換算することで過小評価している。

まだまだあると思います。皆さんもメモしてみて下さい。

大変な状況ですが、命の視点に立ち、判断・行動していきましょう。

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映画づくりを応援して下さる皆様に感謝!

祝島と福島と海に生きる人たちを追ったドキュメンタリー「祝福(いのり)の海」

 

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コメント: 2
  • #1

    山本美奈子 (金曜日, 22 2月 2013 11:21)

    応援させてください
    10年前に、塩田と鉄がまで作った塩に出会い、今までは何だったのかと思うほど味の違いが・・・
    海も山も川も・・・すべてがいのちをもち大切にされるべきはずです

  • #2

    sunamerichannel (金曜日, 22 2月 2013 19:58)

    山本さん、ありがとうございます!応援うれしいです!
    僕も何気なく食べていた「塩」から多くの気づきをもらいました。
    山口県で塩づくりをされている「百姓庵」さんからは「塩は海と僕たちをつなぐへその緒だ」と学びました。
    海も山も川も、僕たちもすべてつながっている。
    すべて大切にしたいですね。

 

祝福(いのり)の海」

 

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