2009年

9月

01日

お金の問題

まあ、僕自身の「お金がない」という問題ではなく、今回は広くお金というものについてです。世界には多くの問題がありますが、それを生む大きな原因は“お金”だと思っています。
(参考動画:エンデの遺言)

 

普段、私たちが何気なく使っているお金ですが、いろいろな異なった機能を持っているようです。
まず、「物や労働の交換手段」としてのお金で、そもそもこれがお金の起源と言えます。
また劣化しないお金は貯められて「財産や資産」になります。
そして、今では「資本や投機の手段」として、実態のない数字となったお金がコンピュータ上を駆け巡っています。世界で取引きされているお金の量は、実際(商品の交換に必要な量)の15倍とも言われていて、このように実態経済から乖離することでバブルが起こるようです。 
この時、お金がこれらの異なる機能を同時に有しているがために、私たち貨幣経済圏に住む全ての人の生活は(「物や労働の交換」としてお金を使っていても)世界経済に翻弄させられることになります。

そして、お金の根本的な問題は「利子」というシステムにあるとの指摘がされています。

お金は、利子によって“増え続ける”という前提(宿命)に立っています。言い換えれば、経済は“成長し続ける”ということと同じことです。問題なのは成長の限界を設定していないことにありそうです。

☆100円を3%の複利で借りると、(あえて極端にしますが)500年後に返さないといけない金額はいくらになるでしょうか?

★答えは、2億6千万円です!
(利子が利子を生み出す複利計算の場合では、指数関数的なカーブで増えるので長期になるほどその負債(貸し手にとっては利益)は莫大な金額になります)
(3%複利の場合、24年毎に2倍になります)

では、世界経済は年3%の成長(GDP増加)を続けることは可能でしょうか?

地球はひとつで土地や資源も自然界にあるものは全て有限だということを考えると不可能ではないでしょうか。(経済成長は利子というシステムによって強制されていると言えるかも知れません。成長が止まると社会が行き詰り始めるのはそのためでしょうか)


成長し続ける(生産と消費を増やし続ける)ためには、常に新しい市場(資源)を開拓したり、生産の効率を上げること(技術革新)が求められます。

その方法として過去においては、強い国が弱い国を植民地にして資源や(奴隷として)労働力を引っ張ってくることだったし(今は貿易という名で行われているでしょうか)、他国に戦争を仕掛けることであったり、大量生産・大量消費型、効率化(時間に追われた)社会にすることであるかも知れません。
それが限界に達したら経済破綻してお金をいったん紙くずにし(価値を下げ)ますが、それを繰り返して行き着く先は、、地球環境の崩壊でしょう…。

また、この利子のシステムで利益を得るのはほんの一握りのようです。

例えば、私たちが家を買う時にローンを組むとします(上記のように年利3%なら24年間で返済額は借入額の2倍となり、利子分は50%です)。
この場合、もちろん利子を意識的に払っている訳ですが、実は普段の買い物でも利子を払っているようです。
それはあらゆる商品価格のうち20~40%は利子分であるから(商品価格の内訳の人件費や物件費などに含まれています)。
もし、この利子分がなければ、多くの人たちは所得が上がるか、働く時間が減るようです。

しかし、私たちは利子によって利益も得ているのではと考えますが、調査の結果は、大部分の人が利子収入より利子負担の方が多いというものでした。
利子によって吸い上げられた利益はほんの一握りの人に集まるようです(指数的な偏り)。
金持ちはますます金持ちに、貧しい人はますます貧しく、現在、世界の富の分布がシャンパングラスの形になるのも頷けます。

そしてその偏りは年々広がっているようです。

お金の問題(まだ分かっていないことが多いですが)

環境問題にしても、貧困問題にしても、戦争にしても、原発にしても、およそこの世の問題の大きな原因になっているのが“お金”であると思うのです。

だからこそ、利子を扱わない「地域通貨」であったり、収益を見込まず低利(単利)で環境に配慮した事業などに出資する「NPOバンク」のような、これまでのお金の流れを変える試みがあるんだと思います。

おしまい。

 

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(追記)もっと詳しく知りたい人におススメです→プロジェクト99%


 

祝福(いのり)の海」

 

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